近頃では、従来の窓ガラスのままだと断熱効率が悪いということで、従来の窓ガラスの内側にもう一つ窓ガラスを追加するというお家が増えています。一般的には、こうした窓ガラスのリフォームを二重窓と呼んでいるのですが、二重窓にすることによって、断熱や遮熱効果が期待できるようになります。あるいは、防音効果や結露が抑制されるという効果もあるようです。二重窓にすることによって、そうした様々な効果が期待できるようになる理由としては、従来からある窓ガラスの内側に新たに窓ガラスを設置することで、隙間が埋められて密着性が高まることが大きな理由として挙げられるでしょうね。従って、外からの熱が部屋の中に入りにくくなるし、その逆のケースとして部屋の中の温度も外に逃げなくなるということも想定されます。さらには雑音や騒音の面においても、外から入ってくる音が遮られることにもなるし、逆に部屋の中の音も外に漏れにくくなるということも考えられます。
その他にも、冬の季節に多く見られる窓ガラスの内側につく結露、この結露も抑制されるようになるのです。冬の季節に毎日のように結露が発生すると、カーテンが濡れた状態になるしその近辺がジメジメとした状態になるのでカビも生えるようになるでしょうね。あるいは、ダニの繁殖にも繋がるでしょうね。そうした数々の弊害などを考慮した場合には、やはり二重窓にする効果は絶大であるといえるでしょうね。
ところで、こうした二重窓にするメリットには、さらに防犯面においても効果が期待できるといわれています。何故かと申しますと、窓ガラスが一枚の状態よりも二重になっている方が、空き巣が家に侵入する際に時間がかかってしまい手こずるというのです。空き巣は、侵入する際に5分以上手間をかけないといわれています。従って、空き巣が二重窓になっているお家を見ただけで、侵入することをあきらめて他の家に移動してしまうでしょうね。